原作 アレグザンダー・ケイ
テレビアニメ放送期間 1978年4月4日~1978年10月31日
テレビアニメ放送時間 火曜日 19時30分~20時00分
放送局 NHK
話数 全26話
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概要 (説明はWikipediaより)
NHKで放送されたテレビアニメ。
製作会社は日本アニメーション。
宮崎駿が初めて監督を担当した作品として知られる。
また、NHKが放映した最初のセルアニメーションシリーズでもある。
従来、『少年ドラマシリーズ』などの青少年向け番組は18時台に放送されていたが、ゴールデンタイムにおける視聴率の大半を児童および青少年が占める状況を鑑み、19時30分からを「ファミリーアワー」として、本作もこの時間枠に放送することとした。
火曜日19時30分からの30分間は、この作品以後しばらくの間アニメーション枠となった。
本放送時の視聴率は、関東地区で平均8%と振るわず、最高視聴率も14%(第25話)に留まった。
NHKはPRのためNHK受信料徴収の際、同作品のシールを渡したこともある。
後に再編集によって映画化されたが、その際には一部のテレビ版製作スタッフの意図に反して編集されたため問題になった。
制作が遅れ、26話作るために一年三ヶ月を要した。
間に合わない際はNHKも特番を放送するなど制作サイドの都合に対応していたため、宮崎駿は「NHKだからできた」とも振り返っている。
あらすじ (説明はWikipediaより)
西暦2008年、核兵器をはるかに上回る威力の「超磁力兵器」が用いられた最終戦争が勃発。
人類は大半が死滅し、それまで築かれてきた高度な文明の多くが失われてしまった。
五大陸は変形し地軸も曲がり、超磁力兵器による激烈な地殻変動で多くの都市が海中に没した。
戦争から20年、コナンは「のこされ島」と呼ばれる小さな島で、「おじい」と二人で平穏に暮らしていた。
ある日、海岸に少女ラナが漂着する。
ラナはハイハーバーという島で暮らしていたが、科学都市インダストリアの者たちにさらわれそうになり、隙を見て船から逃げ出していた。
インダストリアは、前時代の巨大な塔(三角塔)を中心とした都市だが、塔を維持するためのエネルギーが乏しかった。
そこで、太陽エネルギーのシステムを復活させるため、その技術を持つラオ博士を探していた。
しかしラオが見つからないため、ラオとテレパシーで会話できるという孫娘のラナを狙ったのだ。
コナンの奮闘空しく、ラナは再び連れ去られ、おじいは死んでしまう。
コナンはおじいを埋葬し、ラナを救うため、そしてまだ見ぬ人々に出会うために島から旅立つ。
やがて、多くの仲間を得て、世界征服を目論むレプカに立ち向かうことになる。
登場人物 (説明はWikipediaより)
コナン 声優 – 小原乃梨子
のこされ島で誕生した、自然を愛する12歳の快男児。
脚力・腕力・肺活量などが人並み外れた驚異的な身体能力と不屈の根性を持っている。
生まれてからずっと島で暮らしており、おじい以外の人間を知らなかったが、ラナとの出会いによって大きく運命が変わる。
のこされ島時代から漁に使っていた銛を自在に操る。
西暦2016年生まれと推定される。
ラナ 声優 – 信沢三恵子(現・信澤三惠子)
12歳になるラオ博士の孫娘。
テレパシー能力を持ち、アジサシのテキィと心を通わせたり、祖父ラオ博士と意思疎通を図ることができる。
そのためにレプカから目を付けられており、功を焦ったダイスによってそれまで住んでいたハイハーバーから拉致される。
バラクーダ号から逃亡を図り、漂着した先の「のこされ島」でコナンと出会う。
ブライアック・ラオ 声優 – 山内雅人
ラナの祖父で、太陽エネルギーの開発に関わった科学者チームの生き残り。
60歳。
太陽エネルギーの発明が超磁力兵器の開発を招いたことに負い目を感じている。
フライングマシンでインダストリア脱出を図った際に撃墜される。
この時の負傷を利用して別人になりすまし、パッチという偽名を使ってサルベージ船の責任者となった。
インダストリアの許可無くコナンとラナを働かせ始めたことでテリットの不審を買い、最終的には自分のテレパシーを察知したラナに正体を気付かれることとなった。
原作での名前は「ブライアック・ロー」。
ジムシィ 声優 – 青木和代
コナンがのこされ島を出て最初に漂着した島で出会った10歳の少年。
首にコナンの乗ってきた筏の帆をまとっている。
コナンと互角に渡り合う運動能力の持ち主で、大の食いしん坊で狩りの名人。
最初は警戒心もあってコナンと衝突したが、実力を認めあいすぐに意気投合する。
ラナの人柄に接するまでは女嫌いだったが、ハイハーバーではテラと心を通わせるようになる。
コナンほどの熱血漢ではなく気分屋のところもあるが、友情に厚くコナンと行動をともにする。
好物はカエルの干物で、ハイハーバーでは養豚に関心を持つ。
シリーズ後半ではダイスとの名コンビぶりで活躍。
ダイス 声優 – 永井一郎
インダストリア貿易局員で、帆船「バラクーダ号」の船長。
普段は採取したプラスチップをインダストリアに運搬している。
インダストリアへ密航しようとしたコナンとジムシィを見とがめるが、コナンの熱意を汲んで二人をバラクーダ号で働かせる。
「海の男」を自称しているだけあって、インダストリア周辺の海域を正確に把握しており、船員達からも信頼されている。
作業用ロボット「ロボノイド」を自在に操る。
当初はラナに愛情を寄せ、そのために結果を顧みずに行動して船員達を危険に晒すこともあった。
モンスリーとは犬猿の仲だったが、次第に好意を寄せ合うようになる。
最終話時点での年齢は35歳。
レプカ 声優 – 家弓家正
インダストリア行政局長。
33歳。
インダストリアのエネルギー問題解決のため、委員会に太陽エネルギー復活を説くが、その実は武力による恐怖政治を信奉するタカ派。
太陽エネルギーの秘密を握るラオ博士と、ラオ博士の手掛かりとなるラナを追う。
『天空の城ラピュタ』のムスカとは服装や性格が似ており、実際に『ジブリ・ロマンアルバム 天空の城ラピュタ』など一部の資料ではレプカをムスカの末裔として紹介しているが、これはラピュタが本作の延長の世界観にある作品として企画されていたためであり、意に介すべきではない。
原作での名前は「レプコ」。
モンスリー 声優 – 吉田理保子
インダストリア行政局次長。
レプカの命令によりのこされ島からラナを連行する。
美人ながら気が強く、また無愛想な性格だが、その胸には大戦での凄惨な記憶を秘めている。
乗り物の操縦に長け、判断力も優れるため、レプカや部下からの信頼は厚い。
コナンの身体能力に惚れ込み、インダストリア市民として教育しようとする。
レプカに忠実だったが、ハイハーバーでの敗北を経て心境が変化していく。
最終話での年齢は28歳。
原作での名前は「マンスキー」。
おじい 声優 – 山内雅人
コナンと暮らしていた老人。
コナンが「おじい」としか呼ばないため、本名は不明。
かつて、コナンの両親を含む9名の仲間と地球を脱出しようとしたが失敗し、のこされ島に不時着、以来この島に住んでいる。
他の仲間達は死に絶え、コナンと二人きりで生活していたため、ラナが漂着するまで他に人類が生き残っている場所があることを知らなかった。
ラナを連行するためやって来たインダストリアの行政局員をロケット弾で脅して追い返そうとするが、去り際にクズゥの放った銃弾でロケット弾が爆発して重傷を負う。
死に際に、コナンに仲間を見つけるため島を出るよう諭す。
64歳没。
モウ 声優 – 雨森雅司
インダストリア最高委員会の中心人物で、政策などの重要事項を承認する役割を果たす。
委員会はレプカの行動に何かと口を挟むが、原子炉の維持・使用には委員達の承認が不可欠であるため、レプカにとってはまさに目の上のこぶである。
エイ、ジュン 声優 – 村松康雄、千葉順二
インダストリア最高委員会の委員。
普通のメガネをかけたほうがジュンで、黒メガネをかけているのがエイ。
彼らを含めた委員達は、基本的に温厚な面々でラナ達にも中立的な立場をとるが、レプカの横暴を制止することができない無力な存在として描かれる。
クズウ 声優 – 水鳥鉄夫
モンスリーの部下のひとり。
26歳。
ドゥーケ 声優 – 若本紀昭(現・若本規夫)
モンスリーの部下のひとりで、飛行艇ファルコのパイロット。
24歳。
ルーケ 声優 – 田中秀幸
インダストリアの地下住人の中心的存在で、ラオ博士と面識がある。
24歳。
レプカの政策に反対したため、他の地下住人と同じように額に烙印を押され、囚人として投獄されていた。
偶然牢屋にやってきたコナンの助けを借りて脱獄し、以降コナン達に協力する。
三角塔の地下通路の構造を知り尽くしている。
なお、彼の父親(声優 – 山内雅人)はおじいと顔や声がよく似ており、彼を「おじい」と呼んで懐くようになる。
ドンゴロス 声優 – 神山卓三
バラクーダ号の水夫長で、30歳。
コナンとジムシィの世話係となり、特にバラクーダ号に残ったジムシィとは仲が良い。
パスコ 声優 – 池田勝
バラクーダ号の水夫長で、32歳。
ドンゴロスとは親友。
グッチ 声優 – 増岡弘
バラクーダ号のコックで、29歳。
常に仏頂面で無口な性格。
プラスチップ島ではジムシィの持ってくるネズミなどの食材を、タバタバ(タバコ状の嗜好品)と交換していた。
テリット 声優 – 納谷六朗
サルベージ船の書記で、21歳。
インダストリアでドジを踏み、サルベージ船へ左遷された過去を持つ。
二等市民への昇格を切望しているが、それに必要な点数を与えないパッチを目の敵にしている。
後にパッチがラオだったとモンスリーに知らせるも、ラオをみすみす逃したため、二等市民の夢は潰えてしまった。
パッチが去った後、事故でクレーンに挟まれて死亡したことが、ルカの口から語られている。
ルカ 声優 – 水鳥鉄夫
サルベージ船の作業員で、55歳。
行方知れずの孫がコナン達と同じ年頃だったらしく、はやくからコナン達を気にかけていた。
雑用が趣味らしく、陸側で食堂も営んでいる。
オイトン 声優 – 水鳥鉄夫
ハイハーバーの村長で、53歳。
大変動が起こる前は技術者だった。
ガル 声優 – 宮内幸平
ハイハーバーの漁労長で、47歳。
船を出して息子たちと漁を行うほか、いけすも持っている。
コナンを気に入り、漁やハイハーバーの決まりを教える。
火薬に魅せられており、何でも手製の爆弾で解決しようとする。
この爆薬はかなり強力で、バラクーダ号を座礁させ、インダストリアの軍艦・ガンボートを沈没させるほどの威力がある。
彼のいけすには戦争時にラオ博士が人々の救出に使ったフライングマシンが置いてある。
シャン 声優 – 中村武己
ラナの叔父で、32歳。
ハイハーバーの本村の郊外で診療所を営んでいる。
ダイスがラナを拉致しに来るまで妻とともにラナを養っていた。
中盤ではコナンやジムシィを自ら迎え入れて責任を負う。
村での発言力も大きい。
メイザル 声優 – 斉藤昌子→斉藤昌
ラオ博士の娘でシャンの妻。
29歳。
ラナの叔母にあたり、ラナから母親のように慕われている。
サク 声優 – 塩屋翼
ガルの息子。
13歳。
常に父の漁の手伝いをしている。
タルコス 声優 – 山下啓介
ハイハーバーの風車村の責任者で、33歳。
ダイスに鍛冶仕事を教える。
オーロ 声優 – 石丸博也
ハイハーバーの本村の反対側にある荒地で暮らす孤児。
おなじく孤児であるチートらと対立する不良少年グループのリーダー。
17歳。
自分にハイハーバーの支配者の器があると思い込んでおり、コナン達と何度も衝突したばかりか、島をインダストリアの脅威に晒すことになる。
テラ 声優 – つかせのりこ
オーロの妹で、9歳。
当初はオーロと共にコナン達と衝突したが、ジムシィに好意を抱くようになり、次第にオーロの元から離れていく。
チート 声優 – 田中秀幸
ハイハーバーの南の荒地に住む孤児のひとり。
17歳。
オーロたちとは対照的に、孤児で集まって自律した生活を営んでいる。
テキィ
ラナが特に可愛がっているアジサシ。
ラナとコナンとの橋渡しにもなる。
うまそう
ジムシィがチートから分けてもらった子ブタで、耳が長い。
【主題歌 (説明はWikipediaより)】
【オープニング】
【曲名】 いま地球が目覚める
【歌】 鎌田直純、山路ゆう子
【エンディング】
【曲名】 幸せの予感
【歌】 鎌田直純、山路ゆう子
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